自慢がうまい人ほど成功する [ビジネス書]
謙虚が美徳とされ、自慢は嫌われる。でも、自慢はそんなに悪いことなのか。よく見ると、成功している人は上手に自慢(アピール)をしている。
- 学歴自慢 → 学歴ではなく母校愛を示す
- モテ自慢 → 年齢の離れた異性からの人気を自慢する
- 繰り返し自慢 → 同じ自慢は3回まで
- 長々と自慢 → 自慢の制限時間は3分まで
- 失敗談をはさむ
上手な自慢の練習書
本書は、巷に溢れる下手な自慢の実例を示し、どこが悪いのか、どうすれば上手な自慢になるのかを具体的に説明する。思わず笑いながら、時に身につまされながら、自然に上手な自慢のテクニックが身につくように書かれている。
下手な自慢は相手をウンザリさせ、自己の評価を下げてしまう。また、自慢を避けて謙遜するばかりでは、自己の評価を上げることはできない。相手に好感を与え、自己の評価を上げるためには、上手な自慢のテクニックが必要だ。上手な自慢とは、上手な自己アピール術のことだ。
樋口裕一氏のベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』に倣えば、本書のタイトルは『自慢が上手い人、下手な人の話し方』となるだろう。こちらのほうが、本書の内容に合っていると思う。
新書はタイトルにインパクトを求めすぎるきらいがある。本書を謙虚に言えば、『上手な自慢の練習書』くらいだろうか。練習書だが、読むだけでも面白い。
著者自身による本書の紹介
『自慢がうまい人ほど成功する』(PHP新書)発売と『ヴァーグナー』の産経新聞書評と!: 樋口裕一の筆不精作家のブログ
http://yuichi-higuchi.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-a0c2.html
ブログランキングに参加しています。当記事をお気に召しましたら、応援クリックしていただけたら嬉しいです。
コメント 0